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教諭の学力低下? 智恵の運用能力低下?
教諭が自主退学強要と提訴 もともと茶の髪と女子生徒

もともと茶色い髪の毛をした女子生徒が、高校入学後に宮城の公立高校教諭に頭髪を黒く染めることを強要した、というニュース。

人権的な見地から問題アリ、と判断されることもさながら、私は、この教諭の1年間のお粗末な問題解決法に着目したい。

日本人=黒色の髪の毛、という概念を持ちがちであるが、生物で習うように遺伝の問題がある。いわゆる「メンデルのエンドウ豆」のこと。日本人でも、髪の毛の色は千差万別。皮膚の色だって黒地、白地、とあるようにメラニン色素の関係が非常に強い。と同時に先述の遺伝の関係も否めない。

教諭には、一旦落ち着いて考える力が無かったと思う。この遺伝のことを知っていれば、親御さんに相談して事実を確認できただろう。あるいは最悪でも医者に見識をもらう余裕があればなんとかなっていただろう。(事実から、一般知識と照合しながら考えると、普通はなんらかの答えが見つかる。この答えを見つける作業を怠った、または、それらの作業ができない、あるいは、一般知識が無かったのだろう)

要は、今時の子どもは「学力低下」と言われているが、ひょっとして、教諭自体が「学力低下」してるから? あるいは、一般知識や常識から推測する力、が無かった? と推測する。

おそらく今回の行動を起こした先生は生活指導関係の先生であろう。生活指導関係と言えば、察しはつく・・・。でも、一応は公立の採用試験で"一般知識テスト”をクリアした先生なんだからねぇ・・・。お粗末。

と同時に、教育者として若者の心に傷を付けたこと。ひょっとすれば取り返しのつかない心の傷をつけた可能性があるということ、そして、その子の進路を大きく変えたことには違いない。お粗末過ぎる。

#ちなみに私も髪の毛が生まれつき茶色。しかもウェーブがかかっている。
公立中学1年の5−6月頃に生徒指導で怒られ、家で泣いていると、親が逆上。
次の日校長室に訴えに行き、毎週1日、父と一緒に登校し、校長室で髪の毛を数本ずつ抜かれ続けた。2ヶ月ほど抜かれ、これでも染めているというか?と理詰めで論破したことがある。
ちなみにその生徒指導の担当は40代後半だったと思うが男性・体育教諭。夏休み前の3者面談のあとに、校長室に両親と行くと、校長教頭の前で教諭が土下座した。9月の始業式にお別れの挨拶をしてどこかに異動した(さされた)。私も非常に髪の毛の色が気になってしまい夏休み後ぐらいから、髪の毛をショートカットにしてしまいました・・・。
小学校、高校では何も言われず、平穏な日々だったが、中学での出来事は忘れられないのデス。
by thinking_reeds | 2005-04-10 14:33 | 教育・お勉強