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ムズカシイ言葉:愛国心
愛国心に代わる表現検討 民主、教育基本法改正で
「愛国心」は両論を併記 文科省案受け与党が議論

「愛国心」という言葉。
使い方がムズカシイ。自分の国を愛するということは自然なことだし、ワルイことではない。でも、この「愛国心」という言葉には様々なニュアンスが含まれていて使うことにためらう。
Patriotという言葉がある。アメリカにペィトリオットというミサイルもある。これは「愛国者」という意味。国を守るために、この「愛国者」が出動するぜ、といった具合か?

日本で自衛隊(そもそも、日本はSelf Defence Forcesであって、Army,Navy,AirForce,Marine,ではないけれど・・・)が「愛国者」といったたぐいの名前を付けたミサイルなどを開発すると、それこそ国際問題になるのだろう。

純粋に自分の国を愛することはできないのか。そう思う。
自分の生まれた国を大切にすることはある意味大切。自分のルーツを大切にすることにもつながるだろう。私たちは、ひとりでに勝手に生まれたのではなくて、私たちひとりひとりに先祖が存在する。先祖を愛することも大切だろうし、先述の自分の生まれた地を大切にすることも大切なことだろう。

国を愛すること=他国を排他すること、ではないはず。隣国も大切な大切な国々だ。
こんな思いを持つ日本人もいることを、外国の人は知って欲しい。
戦争は知らない世代だ。平和ボケしていると言われるかも知れない。でも、私は自分の母国は1つしかない。
長期間外国に滞在して、国歌を聴いたとき、国旗を見たときにジーンと来た気持ちは、別に戦争を意識したものではない。過去に、他国の人たちを傷つけたことは知っている。平和ボケしていると言われても、何を言われても、私は他国の人たちに二度と同じようなことはしようとは思わないし、思えない。
小学校・中学校では、日本の国旗の由来・国歌の由来を耳にたこができるぐらい聞いた。でも、私の国は1つしかないのだ。

今回の動きで、他国を傷つけることなく、みんなハッピーに、かつ自分の国を誇りに思えるような仕掛けは無いだろうか? 「私は日本という国を愛している」というと変に思われてしまう。でも、自分の国なんだから誇りに思いたいし、愛したいと思う。変に思われない、思えない仕組みが早くできることを祈るばかりだ。
by thinking_reeds | 2005-05-11 23:31 | 教育・お勉強